みなさんこんにちは。PPIP理事の名取です。
人生１００年時代と言われ、どこからが高齢者なんだ？！という境目は自分で決めるものになりつつあると思いませんか。
リスキリングをして、長く仕事を続けたいという定年後の方も結構多いようですね。確かに老後２０００万問題とか色々ありますが、私たちの住んでいる首都圏であれば、２０００万円なんてあっという間にとけてしまいます。
不動産を購入するお客様のために、私がファイナンシャルプランを組む際に使っているソフトの中にも老後に係る費用などの統計情報が組み込まれているのですが、65歳以上の2人世帯が生活するのには月々30万程度が必要という事です。
それも、今の65歳以上の世帯は世界トップクラスの持家率を誇っているので家賃がかからず固定資産税が年10~15万程度です。月に換算で1~2万。
高齢者が持ち家を持たない場合、これは大変です。都内の１LDKであれば家賃10万は下らないでしょうし、そもそも高齢者だけで入居させてくれる物件はそこまで多いわけではありません。高齢者専用の物件は、ある程度高額所得の方向けに作られているので家賃は20万以上がザラです。
当たり前ですね。お金を持っている方を相手にしないと商売としては成り立ちにくいですし、そういった企画が出来る知的レベルの高い人が務めている企業であれば、自分の老後を考えた際に自分が入りたいと思うような施設を作るのがセオリーです。
どうしたって、お金がかかるのが人生。
収入を得られる保証がないまま普通に暮らすというのはかなり難しいのが現状です。
アクティブに元気に健康に生きて、人と関わり収入を得ながら暮らす期間が定年後でも必要なのだろうなと私自身も想像しています。
終活・相続は、アクティブに生きている人にとっては遠い先の未来のように感じていることかもしれません。ですが、実際はいきなりやってくるもので、全然近い未来の事です。実際に親が亡くなった時に何の準備もしていなくて揉める例は、そこら中にありますよね。例を挙げる必要もないくらい、本当にそこら中で頻発しています。
自分が精神的に充実した日々を送るためにも、終わりを考えておくことは大事だと思います。自分の価値観を知り、残せるものを知り、伝え方を知る。
知ってる、出来る、やれる。
この３つは「誰でも夢が叶う秘密の方法」としてコンサルなどが話すネタとしてちょっと有名です。みなさん、自分の事知ってますか？終活の方法知ってますか？
ほとんどの方は、まぁ知ってる（全部じゃないけど）という感じでしょう。
じゃあ、終活出来ますか？と言えば「出来ると思う(やる気になれば)」
ではやってみてください！と言えば「えっと・・・何からやれば良いのかな？」
というわけで、出来ないじゃん！！となるわけです。嫌ですね～コンサルっぽくて(笑)
まぁ出来ないのは当たり前なんです。だってみんなやったことないんだから。出来ない事をやるのが練習です。練習しないとできるわけない。
だから、一緒に練習しましょう。終活はここまでやれば「出来た！」と言えるものでもないんですから、ずっと練習し続ければいいんですよ。自分の事を考えて、残される人の事を考えて、周りの支えてくれる仲間や友人の事を考えて、その上でやるべきことを勉強するなんて大人になってからやれば結構楽しいですよね。
そういうことをご一緒できるようにPPIPを立ち上げたので、みなさんと終活の練習をさせて頂くのを楽しみにしています。