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実家の相続は共有を避けよう

相続不動産の共有をしていていい事は殆どありません。

 

将来、二次相続が発生した場合などは間違いなく手に負えなくなります。想像してください。二次相続というのは、自分の兄弟ならともかく、その子供までが共有者になってしまうという事です。

 

そうなると、何かその不動産を活用しようとしても共有者の間で意見を纏めないといけないですし、その合意形成は手間も時間もかかります。

 

仮にメチャクチャ仲良いと言っても、LINEで許可取る訳じゃなくて合意は文書で残さないと後で何かあった時には難しいですし、実際は修繕等お金がかかった時にはそのお金を誰が立て替えて、いくらずつ分けるのか…etc 面倒なことはたくさんあるのです。

 

「そんな大変なら、共有解消しよう」

 

と、言ってもまぁこれがまた結構大変なんですね。方法は3つです。

 

①現物分割

②代償分割

③換価分割

 

①は、実際に現物を3つにわけるということなので、例えば実家の3LDKを3つに切って・・・なんてことは出来ませんよね!!仮に物件が複数あっても、それが全く一緒という事は無いので分割方法も揉めます。

 

②は、物件を相続人のうち誰か1名が取得します。その代わりに、他の相続人にその対価を現金でお渡しする(代償金と言います)という事です。所有不動産のエリアや規模によってはかなりな金額になる場合があるので代償金もかなりの高額に…。

 

③は、売ってその金額を分割しようって事ですが、住んで利用している人がいると難しいですよね。

 

とにかく、共有不動産は大変なんです。やめましょう、共有!!という事ですが、じゃあどうするか?!を専門家たちと相談することが大事ですね。不動産屋とだけ話してもダメですし、司法書士だけでもダメです。誰とどうやって話をすると納得がいくのかを、チームを組んで話し合わないといけない場面ってあると思います。

 

そんな時に私達を思い出して欲しいです。

 

しがらみのない、信頼出来るビジネスパートナー仲間の集まりだからこそ、お力になれます。